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「うわぁ、凄い眺め!」
亜矢は感嘆の声を上げる。
ウェイノン修道院への山道の途中、生い茂る木々が途切れ、帝都が一望にして見れる場所があった。
「あれがインペリアルシティね」
「ああ。あの白い塔はこの国のどこからでも見れるんだと。はっ、帝国人の自己顕示欲そのものさ」
剣は忌々しそうに答えた。
「もう、そんなふうに言わないの。素直に凄いって言いなさいよ」
感動に水を差された亜矢はちょっとむくれて言った。
「何か建物があるね」
関所の様なものか、街道を守る砦か。
道を跨ぐようにその建物は立っていた。
「ここを抜けないとだめ?」
「ああ、修道院まではもうすぐだ」
「OK~♪」
「おい、気をつけろよ、このあたりは・・・」
「うん?」
亜矢が砦を通り過ぎようとしたそのとき、茂みから声が降ってきた。
「金さえ出せば、命までは取らねぇ」
「え?ええ?」
「追剥山賊がうろうろしているんだがな。要するに目の前の奴がそうだ」
「そ、そんな・・・」
「何ブツブツ言ってやがる。・・・金がねぇなら、その体で払ってもらっても良いぜ?」
獣人の種族、カジートの男は亜矢の体を舐めまわすように見ながら言った。
「やっ・・・いやぁ!」
亜矢は逃げ出そうとした。
「コッ、コラッ!逃げてどうする!」
「む、無理だよう、これ以上、人を殺したくない!」
「馬鹿野郎、いまさら何言ってやがる」
と、その時、恐怖で足がもつれたのか、亜矢は転倒してしまった。
「きゃっ!!」
「何やってるんだ、馬鹿!」
慌てて立ち上がろうとする亜矢へ、カジートの男が斧を振りかざして襲いかかる。
ガン!と大きな音がした。
とっさに構えた剣と鎧が、斧の刃が体を切り裂くのを防いだが、強い衝撃は亜矢の腕の骨を折り、数メートル先の地面へ吹き飛ばして叩きつけた。
「・・・かっはっ・・・」
少女は強烈な痛みに声にならない悲鳴をあげ、そのまま気を失った。
「気絶したか。ククッ、まだ寝るには早いぜ?」
カジートの男は舌舐めずりをして亜矢の鎧を剥ぎ取りはじめた。鎧を留めていた紐や金具が、獣人の強い力で引きちぎられて飛ぶ。
ガシャリと音がして、むき出しになった少女の裸身の傍に鎧が落ちた。
ピクリともしない亜矢の腰を持ち上げ、カジートは自分の腰にあてがう。
「うっくぅぅ!」
野太いものが体を割る痛みに亜矢は意識を取り戻す。
「い・・・やぁ」
悲鳴を上げようとするが、かすれた声しか出ない。
抵抗しようともがいても、全く体が動かなかった。
弛緩したままの体は、打ちつけられる獣の欲望にバラバラに砕かれそうになる。
そして、意識がまた飛んだ。
気絶したまま、少女は人形の様に犯された。
何度も獣欲を亜矢の中に吐き出したカジートの男は、ようやく体を離した。
「中々良い具合だったぜ、女」
そう言いつつ、亜矢の持ち物を探る。
「お・・・こいつは凄ぇ」
カジートの男が手にしたものは、皇帝から預かったアミュレット・オブ・キングス、王の護符だった。
「こんなにデカイ宝石がついた首飾りなんか見たことねぇ。お前、何者だ?」
意識の戻らない少女に問いかける。
「ふん。まぁ、命までは取らねえ約束だからな」
カジートの男はしみじみと巨大な赤い宝玉を見ながら、そのまま姿を消した。
~続く~
<<第8話 第10話>>
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使用Mod
◆
xLovers with PKhttp://www.4shared.com/dir/14203720/d0974efe/xdarkness_lovers.html
OOOとMMMを入れてしまっている為、クヴァッチ城のクエストがきついらしいので、LV上げの寄り道の口実を作ろうと、アミュレット・オブ・キングスを人の手に渡らせてみましたw
少しオリジナルの展開になる予定です。・・・といっても、何かのModか、サブクエストをこなす話を書いてみたいなぁなどと・・・まだ何も考えていないんですけどね~。
で、今回、ただポーズを取らせてSSを撮ってもよかったのですが、折角素晴らしいModがあるので、わざと負けてHighwaymanに亜矢を犯らせてみました。ククッ。
この「xLovers with PK」は、元々がロシアのModなんですが、それを2chの有志が更に進化(性的な意味でw)させたModとなっています。
「xLovers with PK」のアドオンで「LoversLoser」というのがあります。なんと、女のプレイヤーキャラが、やられると犯られてしまう、ネ申Modなのです!アッヒャッヒャ!ヽ(゚∀゚)ノ
我ら変態紳士はこういうModを待っていたのですよ!!!!1!!!!ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ
・・・ウマレテキテ・・・_| ̄|○・・・スミマセン・・・
っていうか、このModが公開されたのって、少し前の話なので、今更な感じもしますが。
もし、ご存知ないって変態紳士殿は、「
紳士の休憩所」の
この辺に詳しい説明がありますので、ご一読を強く勧めます!(・∀・)ノ
- 2009/07/03(金) 23:46:47|
- TES Sumner's Tales
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「何という事だ・・・」
兵士の一人が殺された皇帝の傍らへ駆け寄る。
「Talos よ、我等をお守り下さい・・・」
その兵士は肩を落とし、振り向いて亜矢へ話しかける。
「我々の責任だ。いや、私の責任だ・・・」
彼は目に見えて意気消沈し、力なく語りだした。
「我らBladesは皇帝をお守りすると誓った。だが、皇帝も皇太子も殺されてしまった」
彼はBaurusだと名乗った。Bladesは皇帝直属の秘密騎士団だという。
「Amulet、Amulet of Kingsはどこだ?陛下は持っておられぬ」
「あの人は・・・あの人はそれを私に託しました」
亜矢は涙ながらに答えた。
「・・・不思議だ。陛下はお前の中に何かを見ていた。お前を信頼していた」
Baurusはまじまじと亜矢を見つめる。
「Dragon Bloodというやつかもしれない。Septimの一族にはその血が流れている。常人には見えないものが見通せるのだ」
「そんな・・・」
「陛下は何か考えがあってお前に託したのだ。何か仰っていたか?」
「これをJauffreという人に渡せと・・・最後の息子のことを知っていると」
「なんだと?初耳だ・・・しかし、Jauffreなら知っているかもしれない。彼は我々のグランドマスターなんだ」
BaurusはJauffreについて語った。今はWeynonという修道院の僧侶をしているという。
「君が行って渡して欲しい。行ってくれるか?」
亜矢はしばらく考えてから頷いた。
皇族の血のDragon Bloodと言うものが不思議な力を持っているのなら、もしかしたら、元の世界に戻してくれるかもしれない。
・・・
「ハッ!!」
剣を突き入れると、ゴブリン鬼は炎とともに宙へ舞った。
「やるじゃねぇか。オレの使い方、大分慣れてきたな」
剣は嬉しそうに亜矢に話かける。
「ちっとも慣れないよ、もう!」
剣を持つ手に伝わってくる、肉が裂け、骨が折れる感触は気分の良いものではなかった。たとえ、それが襲い掛かってくる怪物のものだとしてもだ。
「早くこの下水を抜けて、皇帝の息子さんに会って元の世界に戻るんだから」
目の前で死んでいった人たちを悲しむのはそれからにしよう、と亜矢は思った。
「お、明かりが見えるな。ようやく外か?」
あの行き止まりの部屋は下水道に通じていた。下水を抜ければ外に出られるという。
「やっと外に出られるの?」
亜矢は訝しげに尋ねる。
「そうらしいな。長かったなぁ」
「なんか、一年近くかかった気がするよ」
・・・更新遅くてスミマセヌ・・・orz
下水から出た亜矢は、外の光の眩しさに目を細める。
しばらくして目が明るさに慣れてくると、改めてこの世界・・・「Cyrodiil」の美しさに見とれてしまった。
「・・・きれいなとこだよね、ここ」
「ん?ああ、そうらしいな。まぁ、オレには良く分からないけどね」
「そう言うと思った」
亜矢は少し笑って、そして、これからのことを考えて、表情を曇らせるのだった。
- 2009/04/26(日) 18:03:20|
- TES Sumner's Tales
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「何てこった!門が向こう側から閉じられている。罠か!」
皇帝を守る兵士の一人が焦りに苛立った声を上げる。
「そっちの通路はどうだ?」
「行くしかないか」
どうやらこの秘密の通路は、既に秘密ではなかったらしい。暗殺者達は追われた皇帝がここへ逃げ込むことを知っていて、待ち伏せし、罠を張っていたのだ。
「行き止まりです。いかが致しますか、陛下?」
兵士は万策尽きたように、皇帝に指示を仰ぐ。
しかし老皇帝は、自身の命の終焉がきたことを悟り、平静そのものだった。
その時、ガチャガチャと幾つもの鎧の音が背後から聞こえてきた。
「奴等が追ってきた!ここでお待ちください、陛下」
兵士達は刀を振りかざしながら、亜矢の側を駆け抜けていった。そして一人が亜矢をかえりみて叫ぶ。
「陛下とここに居るんだ。命に代えてもお守りしろ!」
亜矢は震えながら、コクコクと首を振る。
袋小路に追い込まれ、ここで全員死ぬのかと声が枯れて出なかった。
部屋の外から雄叫びと金属が激しくぶつかり合う音が聞こえてきた。
大粒の汗が少女のほほを伝って落ちる。亜矢は震える体を押さえようと剣を持つ手に力を込めた。
「少女よ」
皇帝がおもむろに口を開く。
「私はここまでだろう」
皇帝の声は場違いな程に冷静だった。
「そなたはたった1人で破壊の王に立ち向かわなければならない」
そう言うと首飾りを外し、亜矢へ差し出した。
「奴にAmulet of Kings を渡してはならない!このAmuletを受け取れ。Jauffreに渡すのだ」
赤く光る大きな宝石が収められた首飾りを亜矢は手渡された。
Amulet of Kings・・・王の護符。王家に代々伝わる帝位のしるし。だが、今の亜矢にはこの首飾りが意味するものを、そして、自分に託された運命の重さを知ることもなく、ただ震える手でそれを受け取ることしかできなかった。
「彼は私の最後の息子のことを知る唯一の人物だ。彼を探せ。そしてOblivionの顎を閉じてくれ」
亜矢は護符を固く握りしめた。
その時だ。
壁が動いて男が飛び出してきた。
黒い鎧と赤いフードの暗殺者は剣を振り下ろす。白刃が一閃し、皇帝の体を無残に貫く。
老皇帝はその場で崩れ落ちるように倒れ、絶命した。
「皇帝と一緒に居たのが運の尽きだ」
暗殺者は恐ろしい声で叫ぶと、亜矢に襲いかかってきた。
短剣が鋭く突き入れられる。
何度もかすりそうになり、亜矢は必至に剣を振り回した。
その出鱈目な振りが暗殺者の意表をついたらしい。
ガッと剣が鎧の脆弱なところを割り、暗殺者の体を貫いた。大きな音を立て、その男は後ろへよろめき倒れた。
亜矢は肩で息をし、茫然と皇帝と暗殺者の死体を見つめるのだった。
- 2009/04/19(日) 10:52:10|
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